英国のボーディングスクールの中身を紹介!その1

イギリス留学

ボーディングスクールと言われて、どんな感じかイメージが湧かない方も多いはず。

今回はそんなボーディングスクールがどのようなところなのかお伝えします!

スポンサーリンク

 ボーディングスクールとは??

ボーディングスクールとは、先生と生徒が同じ屋根の元で寝食をともにし生活するスタイルの学校のことです。

イギリス全土におよそ500のボーディングスクールが存在します。

かの有名なイートン・カレッジもボーディングスクールの一つです。

学校によってまちまちですが、幅広い年代の生徒が通う学校が多いですね。

私の通っていた学校にはYear7-Year13までの生徒がいました。日本でいうと10歳から18歳までの人々が共同生活を送るわけです。

スポンサーリンク

一日のスケジュールは?

私が2年間送った普段の生活のスケジュールはこんな感じです:

7:30AM- 朝食

大きな食堂で毎朝7:30から朝食が出されます。

私の学校ではYear11(16歳)あたりまでは朝食を食べに食堂に行くのが義務でした。

それより上の学年になると行かなくてもよくなったので、ほとんどの人が朝食を食べる代わりに始業ギリギリまで寝ていましたね(笑)

ちょっと意識の高い人は広いグラウンドをランニングしたり、地域の人と共用のジムに通ってトレーニングをしていたりしました。

8:10AM 点呼

この時間にベルが鳴り点呼が行われます。普通は上級生の中で係が決まっており、寮に全員いるかを確認します。

寮はハウスと呼ばれ、縦割りで生徒たちが住んでいます。男女に分かれて、それぞれ10個ほどのハウスがありました。

8:30AM 始業

学校に住んでるので通学時間はほぼゼロです。ゼロ!

寮から隣の建物に行く、くらいの感覚でしょうか。

朝から満員電車に乗らずとも良くなったのでストレスフリーでした。

8:30AM – 1:00 PM 授業(休憩含む)

A Levelを受けている場合、この間に1コマ75分の授業を2,3受けます。

ただし受ける科目数が3,4程度のためすべてのコマが授業で埋まるわけではありません。

週に5つほどは「空きコマ」が存在し、寮の自分の部屋か図書館などで過ごします。

1:30PM 昼食

朝と同じ食堂で今度は昼食です。これも上級生になるとオプション制となります。

基本的にはみんな食堂で食べていましたが、寮にキッチンもあるので自炊もできます。

料理のバラエティの乏しいイギリス、曜日によって大体どんな料理が出るかが決まっています。

国全体のボーディングスクールを通して金曜昼はフィッシュアンドチップス、というのはお決まりのようです!

2:15PM-3:30PM 授業or課外活動

週に2回ほどは午後も授業がありますが、それ以外の日はスポーツなどの課外活動をします。自分で何がやりたいか選択することができました。サッカーやネットボール、スカッシュなどから経済クラブ、ディベートクラブなども。IELTS受験のためのサポートなどもこの時間に受けることができました。

6:00PM 夕食

夕食は好きな友達を誘って食べに行く、一番の社会活動の場でした。

ここで友達と話しながらご飯を食べているときが一番英語の勉強になったと感じます。

献立が月の始めに貼り出されるので、それを見てから行くか決める、なんてことも。

7:00PM 点呼②

自分の寮で2回目の点呼があります。先生からの連絡事項なども伝えられます。

7:00PM-10:00PM 勉強&自由時間

この間は勉強をしに図書館へ向かったり、別の寮の友人を訪ねたり…ほんとに自由な時間でした。無許可で学校を出ない限りは何をしてもよかったと思います。

10:30PM 消灯&就寝

各学年によって消灯時刻が違いましたが、大抵10:30には先生が見回りに来ました。

上級生は下級生の消灯を担当したりもします。

最終学年になると消灯時刻はなくなりましたが…勉強しろ、ってことだったんでしょうね。(笑)

これが平日の基本的なスケジュールでした。

通ってよかったところ

色んな文化に触れられる!

ただ多種多様な人たちと出会うのと、その人たちと共同生活するのでは、文化に触れる量が大きく違います。

生活がより密着するからこそ、多様性に受容的になったし、たくさんの「違い」を学べました。

朝から晩まで勉強のサポートが受けられる

授業を担当している先生方も同じ敷地に住んでいるので、分からないところがあるときは夜に先生を訪ねて質問をすることもできました。

先生方とのコネクションがより強くなり、個別でサポートしてもらえたので教育の質がより高かったと感じます。

先生によっては夜に補習を行っていたりもしたので、学びの機会は多かったです。

通学のストレスがない

先ほども書いたように、通学時間がゼロであることは私にとって大きな強みでした。

ギリギリまで寝ていられることは朝が弱い私の大きな味方。

それから、本試験の日も天候や交通状況を確認する必要がありませんでした。

受験生であったころには、これもストレスを軽減してくれました。

やりたいことに集中できる!

食事は出してもらえるし、寮には清掃員さんがいるし、、

勉強に集中したい!と思えば思いっきり集中できる環境が整っていました。

身の回りのことをこまごまと気にしなくていいのは受験生時代非常に助かりました。

ボーディングスクールの短所

自由は制限される

基本的には学校敷地内にいる必要があったので、もちろんその分自由の制限はありますよね。(許可を取れば外出は可能でしたが)

あとは下級生の面倒を見る必要があったので、自分の時間も少し犠牲になってしまいます。これをネガティブと捉えることもあるでしょう。

寮の人間関係

ずーっと同じところに同じ人と住むことはストレスになりかねません。

時々同じ寮の人間関係に悩んでいる人やいざこざを見かけました。先生が見かねて生徒を別の寮に移す、なんてこともありました。この辺のリアルについてはこちらの記事で紹介しています!

でも基本的にはみんな干渉せずにうまくやっていくことを学びます。仲のいい人とはとことん仲良くもなれますよ!

この記事はその2に続きます♪

タイトルとURLをコピーしました