インターネットで情報収集
これは日本にいてもできる方法ですね。
大学の公式サイトから寮の情報、学部のシラバスなどの情報を集めるのは必須です。
それに加えて役立つのがこのウェブサイト↓
ザ・スチューデント・ルームと言います。
これは大学情報等に特化した匿名の掲示板。
ここにはよく現役生に質問できるコーナーや大学の印象などを語るコーナーがありとても参考になります。
イギリスの学生なら必ず一度は訪れたことのあるサイトです。
筆者は同じ大学の学部に出願した人たちのスレッドを見つけて、オファーをもうもらっている人がいるかどうかの確認に使ったりもしました。
キャンパスVS都市大学
イギリスの多くの大学は田舎町のど真ん中にキャンパスを構え、その中に寮やらスーパーやら床屋やら…がすべて揃っています。
つまりはタームの間はその中を出なくても最低限の生活を送れるようになっているということ。
勉学に集中しやすい他、学生は全員その中に住むのでお互いの距離を縮めやすいなどのメリットがあります。
それと比較されるのがロンドンなどの都市に位置する大学たち。
London School of Economics (LSE), University College London(UCL), King’s College London(KCL)などが該当します。
こちらは都市の中で暮らすため、寮等は存在しますが講義室やその他設備は各地にぽつぽつと点在しているイメージ。便利であること、コミュニティが大学内に限られないことなどは大きなアドバンテージでしょう。
International Studentsの割合をチェック
これも、大学によって色が大きく変わるポイントです。
留学生の割合が全生徒のおよそ半分にのぼるところから、2-30%にとどまる大学まで様々であり、学校の特徴に大きく影響します。
留学生が少ないところは英国の伝統的な色が強いことが多い印象。イギリスの文化を存分に楽しめる留学がしやすいかもしれません。一方で、留学生の多い大学はリベラルなイメージが強く、より多方面での刺激を受けられるかもしれません。
大学側は留学生の割合の情報を毎年発表しています。インターネットで確認可能ですので、大学選びの際に一つの参考ポイントとなるでしょう。
寮設備はどう?
最初のセクションで言及した通り、数年間住むことになるかもしれない場所の確認は必須。
多くの大学はオファーを送ったあとに寮の希望をとり、人気の寮は抽選で入居者を決める場合が多いです。
私がWarwick大学で寮の説明を受けたときは、全員と簡単なインタビューをしたうえで担当者がうまが合いそうな人たちを同じ棟に入れるシステムのようでした。ここも、大学によりけりですね。
大学によっては、1年目のみ寮への入居を許され2年目からは自分たちで場所を探す必要がある…なんてことも。また、家賃もピンキリです。
何を学ぶかも大事ですが、どのような環境で学ぶか、も等しく慎重に考えたいところ。
先生とどれくらい関われるか
授業のスタイルや授業後のフィードバックなども大学によって対応が大きく違います。
基本的に、先生と生徒の比が小さいほうが満足度の高い授業になりますよね。
イギリスの大学情報サイトの中には、そういった生徒満足度(student satisfaction rate)をデータ化しているものもあるのでチェックしてみましょう。
Open Day(オープンデイ)に参加してみよう
日本でも各大学がオープンキャンパスを開催するように、イギリスでも各大学がオープンデイを実施しています。
早い大学だと6,7月ごろから開催されますが、多くは9月に大きいオープンデイを開きます。もし可能ならこれに参加してみましょう。
現役の大学生や教授と話してみたり大学の雰囲気を確認したりすると、外からでは分かりにくい点も多く見えてきて非常に参考になります。
寮施設(Accommondation)見学も必ずしよう
イギリスの大学ではほとんどの生徒が学校の提供する寮での生活をします。
どのくらいの設備が整っているのか、新しい建物なのか…自分が3年間住むかもしれない施設の確認は必須です。
各大学のオープンデイ情報はそれぞれのウェブサイトから確認できます。
オープンデイがまとめて表示されているサイトを見つけたので参考にどうぞ↓
Search the Opendays.com calendar of university and college open days – search for an open day
現役生を捕まえる!!
オープンデイのセクションでも書いたように、実際に現在大学で学んでいる人の生の声を聞くことはとっても大事。
大学側があまり表に出したくない事情や学生関係のリアルなどは現役生から聞くのが一番です。
問題はどうやって現役生を見つけるか、ですよね
オープンデイの案内係の生徒と話す
受付に立っている生徒や大学構内を案内してくれる生徒にどんどん話を聞いてみましょう。彼らも大学のありのままを伝えるために係をやっているわけですから、基本的には何でも教えてくれるはずです。
でも仕事で忙しかったり、大勢の人の前では言いずらいようなリアルは彼らからは聞きずらい…かもです。
知り合いのつてを探してみよう
もしイギリス国内から大学選びをするなら、とっても有効なのは知り合いで目的の大学に通っている人を見つけることです。
イギリス人の友達が5人くらいいれば、必ず誰かの友達の友達のお姉さん…くらいは目当ての英国大学に通っているものです。
イギリスの土着の知り合いに目的の大学を伝えてみましょう。彼らのネットワークの中に一人くらいは、そこに通う人がいるでしょう。
このルートで現役生を見つけられると、大学のリアルを教えてもらえやすいです。
さらには寮やキャンパスを個人的に案内してくれるなんてことも。
どこの大学にもメリット、デメリットがあるのは当然のこと。自分がどれに一番重きを置くのか、を明確にして後悔のない大学選びをしましょう。
日本でたくさんの大学があり選択に迷うように、イギリスの受験生もどの大学を選ぶかを迷いに迷います。
今回はイギリスでの大学選びの際に重要となるポイントをいくつかピックアップしました。日本からイギリスの留学先を選ぶ時にも参考になると思います。