IELTS(アイエルツ)試験とは?知っておくべき基本情報

英語学習

イギリスへの留学の際、大学・大学院側から英語力の証明のためにIELTSのスコアを求められることがあります。

このIELTSという試験、TOEICやTOEFL等の他の英語の試験と比べると日本国内での知名度はまだまだです。そんなIELTSって何???という方のために知っておくべきことと対策のはじめ方をまとめました。

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IELTSって何?

IELTS(アイエルツ)はInternational English Language Testing Systemの略称で、世界的に信用のある英語力証明のために使われる試験です。

オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、そしてイギリス政府が移民申請の際の英語力証明の材料としてIELTSを使用しています。

試験にはアカデミックとジェネラルの2種類があり、用途によって受ける方が変わります。留学に必要なのはアカデミックの試験です。

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試験の構成は?

試験はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションに分かれて構成されています。

試験の流れは以下のようになっています。

  1. リスニング 30分間+10分間の解答を移す時間
  2. リーディング 60分間 (長文3問)
  3. ライティング 60分間 (2エッセイ)
  4. スピーキング 15分程度

スピーキングは試験の午後に行われますが、受験会場によっては別日に設定されることもあります。

スコアはどのように出るの?

IELTSに合格・不合格はなく、試験結果はスコアで表されます。スコアは1~9で0.5区切りになっています。

公式サイトによる各スコアの表す英語力は以下のようになっています。

  • スコア0 非受験者
  • スコア1 Non-user 英語の数単語のみを独立して扱う程度
  • スコア1.5
  • スコア2.0 Intermittent User 口語や書かれた英語を理解するのが難しい
  • スコア2.5
  • スコア3.0 Extremely Limited User 簡単な概況を理解できる程度
  • スコア3.5 
  • スコア4.0 Limited User 簡単な表現を扱える。複雑な表現は使えない。
  • スコア4.5
  • スコア5.0 Modest User 英語を使えるが、多くのミスがある状態。
  • スコア5.5
  • スコア6.0 Competent User 間違い・ミスが多いが効果的に英語を使える。
  • スコア6.5
  • スコア7.0 Good User 不正確さはあれど複雑な表現も使える。
  • スコア7.5
  • スコア8.0 Very Good User 英語を十分に駆使できる。複雑な議論ができる。
  • スコア8.5
  • スコア9.0 Expert User 英語を完璧に駆使でき、流暢で正確。

4セクションそれぞれでスコアが出され、総合スコアはその4つの平均を取って表示されます。

他の試験と比べて難易度は?

英語の4技能すべてを問われるので、リーディングとリスニングのみの試験に比べると難易度は高いといえるでしょう。

試験で問われるのは、大学や大学院で不自由なく生活・勉強するための英語力ですから、内容も学校生活に沿ったようなものが多いです。リーディングでは専門的な内容の文章がでることもあります。

一般的には、IELTS7.0でおよそ英検一級・TOEIC900点台…と言われています。

受験料、日程は?

日本国内で受験する際の受験料は25,380円です。

他の試験に比べるとなかなかの額ですね。世界中で信頼されている英語力証明の試験として、色々と費用がかかるようです。

試験はほとんど毎週のように開催されており、ウェブにて申し込みが可能です。受験にはパスポートが必ず要りますので用意しておきましょう。

留学の目安スコアは?

多くの大学で必要だと言われているスコアは6.0~7.0あたりが最低ラインであると思います。大学によっては、総合スコアだけでなく各セクションごとに最低スコアを設けている場合もありますので、よく確認しておくとよいでしょう。

留学先が決まっている・行きたい大学がある際には、大学のホームページ等にスコアの条件が記載されていますので確認してみましょう。

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